コラム
唾液を使ってむし歯のリスクをお調べします!
皆さんこんにちは。
会津若松市の【武藤歯科医院】です。
私たちの唾液にはいろいろな情報が詰まっているのをご存知でしょうか?
唾液というのは、一見すると無色透明で、水と大して変わらないように見えますが、実はその中には無数の細菌やそれらの活動を抑える物質などがたくさん含まれています。
ですから、唾液を検査するだけでも、どれくらいむし歯・歯周病にかかりやすいかがわかるのです。
そこで今回は、会津若松市の【武藤歯科医院】で行っている唾液検査についてかんたんにご説明します。
唾液検査の方法は?
唾液検査の方法は、極めてシンプルです。
患者さんの唾液を採取して、唾液簡易検査機にかけるだけです。
患者さんにかかる心身への負担はほぼゼロですので、ご安心ください。
痛い思いや怖い思いをすることはありません。
唾液検査でわかること
当院で行っている唾液検査では、次に挙げるようなことがわかります。
●唾液に含まれる細菌の数・種類
唾液検査を行うと、唾液の中に含まれているむし歯菌や歯周病菌の種類・数を大まかに把握することができます。
ひと言でむし歯・歯周病菌といってもその種類はさまざまで、人によって感染している菌種は異なるものです。
また、お口の中で繁殖している細菌の数にも大きな違いがあります。
それらを大まかにでも把握することは、むし歯予防・歯周病予防にはとても重要です。
●唾液の緩衝能
唾液の緩衝能(かんしょうのう)とは、酸性に傾いた唾液を中性に引き戻す力です。
私たちの歯は酸性環境で溶けやすくなるため、できるだけ中性に保つよう、唾液が常に働いています。
唾液の緩衝能が低いと、自ずとむし歯のリスクが上昇します。
●唾液の分泌量
唾液検査では、唾液がどのくらい出ているのかもある程度推測できます。
健常な人は1日に1.0~1.5リットルの唾液を分泌しているのですが、その量が少なくなるほどお口の中が不潔になり、感染症にかかりやすくなります。
むし歯・歯周病のリスクを知った上で予防に取り組むことが大切
何もモチベーションがない状態で予防に取り組むのはなかなか難しいですよね。
唾液検査によってご自身のお口の中の状態、むし歯・歯周病のリスクがわかれば、予防へのモチベーションも自然と高まります。
歯のクリーニングやブラッシング指導、フッ素塗布と併せて、唾液検査も定期的に受けることで、予防の成果を実感することもできます。
これからは予防の時代。
「病気になってから治療する」のではなく、「病気になる前に予防する」という考え方に変えることが大切です。
まとめ
このように、会津若松市の【武藤歯科医院】ではむし歯・歯周病のリスクを判定できる唾液検査を行っております。
関心のある方はお気軽にご連絡ください。