コラム
笑った時に見える銀歯が気になる方へ
皆さんこんにちは。
武藤歯科医院です。
日本では、保険診療で比較的質の高いむし歯治療を受けることができます。
1~3割負担でこれだけ素晴らしい治療が受けられるのですから、わざわざ自由診療を選択する必要性がまったく感じられないという方もいらっしゃるかもしれませんが、やはり保険診療も万能ではありません。
とくに銀歯に関しては、審美性に不満を持たれている方が多いです。
そこで今回は、銀歯を白い歯に取り換える方法をわかりやすく解説します。
銀歯の見た目が気になるという方には、セラミック治療がおすすめです。
セラミックは天然歯の色調や光沢、透明度を忠実に再現できる材料であり、人工歯の審美性を向上させる上では非常に有用です。
ひと言でセラミックといっても、奥歯のような強い力がかかる部位にも使えるジルコニアなど、さまざまな種類がありますので、いろいろなケースに適応できます。
銀歯を白い歯にしたいと希望される方の多くは、見た目の問題のみに着目しています。
確かに最も気になるポイントではあるのですが、実は銀歯にはそれ以外にもたくさんのデメリットがあるのです。
◎金属アレルギーのリスク
銀歯は、銀やパラジウム、スズなどの金属を掛け合わせた合金で作られています。
その中のひとつでもアレルゲンとなるものが含まれていたら、金属アレルギーのリスクが生じます。
現状、何ら問題がなくても、将来的に金属アレルギーを発症する可能性が十分に考えられるのです。
◎歯茎が黒ずむメタルタトゥー
唾液や熱刺激によって溶け出した金属イオンは、歯茎にメタルタトゥーという症状を引き起こすことがあります。
歯茎に金属色が沈着して、見た目をさらに悪くしてしまうのです。
◎むし歯の再発リスクが比較的高い
銀歯は、セラミックと比べると、歯との適合性が低くなります。
セメントの寿命も比較的短いことから、むし歯の再発リスクがセラミックより高くなっています。
銀歯をセラミック歯に変えることで、そのリスクを低くすることが可能となります。
このように、手軽に作れる銀歯は、選択しやすい治療法となっていますが、セラミック歯と比較すると劣っている面が目立ちます。
銀歯の見た目が嫌だ、金属アレルギーのリスクをなくしたい、という方はセラミック歯への交換をおすすめしております。
そんなセラミック治療についてさらに詳しく知りたいという方は、お気軽に会津若松市の武藤歯科医院までご相談ください。